【伝筆】夏は夜 月のころはさらなり
こんにちは。
埼玉の伝筆(つてふで)講師ゆうです。
夏は夜。
月のころはさらなり、
闇もなほ
ほたるの多く飛びちがひたる。
また、ただ一つ二つなど、
ほのかにうち光りて行くもをかし。
雨など降るもをかし。
伝筆は、
はがきににおさめるために
最後をはしょりました。
清少納言さん、ごめんなさい。
6月の季節の伝筆講座で、
皆さんに
チャレンジしていただきました。
枕草子は京都で書かれたものなので、
関西弁で読み上げて、ご紹介。
標準語で読むのとは、
全く味わいが変わるんです。
そして、
情景をご参加の皆さまと共有します。
今と平安の世との違いは、光の量。
夏の夜の月明かりや、蛍の光は
さぞかし明るかったでしょう。
それに音の量も違う。
しーんと静まりかえった夏の夜に
雨の降る音だけが聞こえる…。
ざーざーざー。
月明かりも無い中で。
今では味わえない静けさでしょう。
伝筆のおかげで、
いろんな世を
皆さまと楽しんでます。
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